「すみません」と謝るより、「ありがとう」とお礼を言う方が幸せになります。
言葉は言霊と言われるように、自分の発する言葉により行いが違ってきます。
ありがとうを口癖にしたいものです。
「ありがとう」の素晴らしさ
- 心がほんわかして前向きになる
- 人間関係が好転する
- 行動的になる
心がほんわかして前向きになる
私が添乗員になったばかりの頃、4名参加の女性グループの1人が集合場所に遅れてきました。
電車遅延の為、新宿駅から集合場所まで走っている最中だと連絡がありました。
既に、バスに乗っているお仲間も気が気ではありません。
一般的に、10分待って来なければ、やはり団体行動なのでツアーは出発してしまいます。
もうすでに、10分が経過し出発しなければいけない時間でした。
既にご集合のお客様には、本日の行程のご案内や遅れている方の状況などを説明しながら時を過ごしていました。全員がお揃いになり出発した後、
「こんなに1人を待つ添乗員は初めてだ!」
ドライバーさんに驚かれました。
その時は、「出発が遅れてすみません」
ではなく、
「皆様にご心配戴きありがとうございます!」
ツアー先では他のお客様から、
「みんな一緒に出発できて良かったね!」
「朝は大変だったね!」
ねぎらいの言葉まで頂きました。
この時、「ありがとう」感謝の言葉が持つ素晴らしさを実感しました。
以来、「すみません」ではなく「ありがとう」を口癖にしようと心がけています。
人間関係が好転する
ありがとうと言われると私は嬉しくなります。
もっと、ありがとうと言われるようになりたいと思います。
私がしたことに感謝され、相手が喜んでくれているからです。
以前、反抗期真っ盛りの息子に「ありがとう」と言われ驚いたことがあります。
口うるさくしている母親を疎ましく思っているに違いない息子が「ありがとう」と言ってくれたのです。
ありがとうの言葉は、ぎくしゃくした親子関係構築の最初の一歩でした。
行動的になる
相手に感謝を表す「ありがとう」の言葉ですが、ありがとうと言ってもらえる様にしたい気持ちが湧いてきます。
人から感謝をされる行為をしたいと思います。
大変なツアーを終えて、
「こんなにオプションを売ってくれてありがとうございます。」
若い担当さんから言ってもらえると、ツアー中の苦労も吹き飛びます。
もっと頑張ろうと思います。
ありがとうはやる気を引き出す魔法の言葉です。
ありがとうを口癖にして常に前向きに行動したいと考えています。