
コロナ禍の中、フラダンスのレッスンが始まりました。
Holeiを教えて頂いています。
ホーレイ(Holei)がどんな曲かどんな背景から生まれたのか調べてみました!
和訳
“Hölei” Lyrics
`O Kalapana, kai leo nui,
ここはカラパナ、素敵な波の音が聴こえる★1Ua lono ka uka o Hölei,
高地、Holeiから届く便り★2He uwä lä Kalapana, ë,
活気あふれるカラパナ★3Kuli wale, kuli wale i ka leo,
騒音や大声がきこえてくる★4He leo no ke kai, ë.
それは海からのメロディ【訳注】
★1.leoは声、メロディ、海(波)の音。
★2.lonoは、ニュース、便り、想い出、などの意味。
★3.ʻuwāは、大声、叫ぶ、などの意味。
★4.kuliは、膝、膝蹴り、難聴、聴覚障害、ノイズ、大声、騒音などの意味。
waleはスライム、粘液、alone、justなどの意味。
この曲は有名なトラディショナルソングです。
色んな方が歌っています。
背景
かつては賑やかな漁港だったハワイ島のカラパナは1990年の火山噴火で溶岩流に埋もれ人が住めなくなってしまいました。
カラパナの断崖に響く波の轟が、ホウレイの高地にまで響いてくると歌っています。
今では火山流を見る観光地になっています。
かつては賑やかだった豊かな漁港が、自然災害の為、火山灰で覆われた黒い地に変化してしまいました。
時に自然は優しく豊かな恵みを授け、時に自然は厳しく過酷な運命を与えます。
ハワイアンソングでは美しい海や山、月、花を唄うものが多い中、この歌は短いフレーズが繰り返され、もの悲しくもあり、優しく応援されているようでもあり、火山灰に埋もれてしまったホーレイの自然の雄大さを唄っているように感じます。
かつて、この地が土地開発の対象になった際、反対派の旗印になった曲でもあるそうです。(by先生談)
歌手
私達はコディー・プエオ・パタが歌うHoleiでレッスンしています。
彼はファルセットシンガーで2008年にナ・ホク・ハノハノ・アワードを受賞しています。
彼は有名なクムフラでもあります。
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ダンスの振り付
この曲は、私達のハラウではモキハナクラス(クプナの中上級)で教えて頂いています。
まだ、習い始めですが、最初からup downが続く難しい振り付です。
曲のイメージから、どっしりと何かを訴えるような思いを乗せて踊りたい曲です。
YouTubeより
YouTubeに素敵なフラがアップされていましたので、参考までに紹介します。
まとめ
Holeiは短いフレーズの繰り返しとなる曲ですが、ご当地ソングとしては異質な曲です。
こういった曲は初めてです。
美しい自然を愛でる曲ばかりを練習してきたので、黒い火山灰に覆われ、断崖に寄せる波の轟と今は人が住めなくなってしまった地を思いながら練習に励みます。