武田信玄公のお膝元、甲斐の国甲州には美味しいものが盛りだくさんです。
その中でも、今回は信玄公が戦時食として愛したほうとう一筋のお店をご紹介します。
目次
山梨県
山梨県は総面積の80%が緑に包まれ、梅、桃、桜に始まる花カレンダーはラベンダー、ヒマワリ、コスモスと続き訪れる人を楽しませてくれます。
山梨はフルーツ王国としても知られています。
果汁たっぷりの桃や真紅のルビーを思わせるサクランボ、種類豊富なブドウなどもぎたてを味わうことができます。
ほうとう不動 東恋路店
白を基調にし、富士山にかかる雲を模したユニークな店構えのお店です。
メニューはほうとう一筋1,100円(税込み)です。
大盛りメニューも有りません。
鉄なべで白菜、キノコ、南瓜を小麦粉を練って伸ばした麺を味噌ベースで煮込んでいます。
グツグツと煮え立つ鉄鍋のままテーブルにセットしてくれます。
寒い日には、体が芯から温まります。
夏の暑い日でも、汗を一杯かきながら食べるのも美味しそうです。
量が多いのですが、野菜が多いのでヘルシーで美味しく召し上がれます。
サイドメニューには、
黒糖で炊き込んだ「黒糖炊き稲荷」2ケ440円(税込み)
黒糖で煮込んでいるので、ほんのりと上品な甘さが人気の商品です。
甲州名物「馬刺し」1,100円(税込み)
馬刺しはビタミン、ミネラルを多く含み健康や美容にとても効果的な食品です。
ショウガとニンニクの醤油でお召し上がりになることをお勧めします。
富士山にかかる雲をモチーフにした建物
ほうとう不動各店舗
ほうとう不動は山梨県内に4店舗あります。
河口湖北本店
優美な山並みを映し優雅にたたずむ河口湖の北側にあります。
雄大な富士に抱かれた河口湖の美しい四季を窓越しに眺めながらほうとうをご堪能できます。
河口湖南店
日本伝統の蔵造風の店内は自然光を最大限に生かしています。
雄大な富士山を目の前に、楽しい旅の思い出になるお店です。
河口湖駅前店
河口湖を目の前にして、木のぬくもりを感じる民芸調の店内です。
電車の待ち時間に、山梨の郷土料理を楽しめるお店です。
東恋路店
ほうとう不動の新しい店舗です。
富士山にかかる雲がふわりと下りてきたような建物です。
ほうとう不動秘伝の薬味
辛さと香りにこだわった、選び抜かれた7種類の薬味と伝統あるやげんの一味を独自の調合で仕上げた風味豊かな薬味です。
ほうとうの味を一層引き立てること間違いなしです。

ほうとうとの歴史と由来
おそらくほうとうは平安貴族が食べた物の一つだったようです。
その後、武田信玄公が戦時食とし、たっぷりの野菜を入れたものが甲州風として受け継がれました。
小麦粉を良くこねてから、のしたものを切りそろえ、富士山ろくの味噌と山菜で風味を添えたほうとうは、今や富士五湖名物の筆頭になりました。
武田信玄公
風林火山の軍旗を掲げ、甲州の虎と恐れられていました。
ご存じ、戦国時代の大名です。
甲斐源氏の嫡流にあたり甲斐武田家第19代当主です。
越後国の大名上杉謙信と、北信濃の支配権をめぐって行われた川中島の戦いはあまりにも有名です。
信玄公は1571年頃から徳川家康の領地である遠江、三河に侵攻し遠江、三河の一部を武田の支配下に置きました。
その後、本格的に打倒織田信長を掲げた将軍、足利義昭に会うために京へ向かうのですが、病気が悪化し、長岳寺(ちょうがくじ)で息を引き取りました。
まとめ
富士五湖、清里、小淵沢、昇仙峡、身延山や日本三大桜で知られる山高神代桜(やまたかじんだいざくら)等々で知られる見どころ満載の山梨県ですが、山梨県にお越しの際は是非とも召し上がっていただきたいのが、山梨の郷土食「ほうとう」です。
麺が均一でなく形もまちまちで、味噌ベースの汁に南瓜やキノコ、白菜、油揚げなどを一杯入れて煮込んだ素朴な味わいがなんとも懐かしく、大きな鉄鍋に入れたまま出されるところも豪快で、囲炉裏の上で煮込んだ面影を感じます。
山梨にはほうとう専門店がたくさん有りますが、今回訪れた「ほうとう不動 東恋路店」さんがスタッフの方も優しく大変な人気で、ユニークなたたずまいが気に入りご紹介しました。
是非、山梨にご旅行の際は参考にしていただけると嬉しく思います。
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